子宮頸がんの原因になるウイルス(HPV)をチェック(令和7年1月から)
「がん」と聞くとシニア世代の病気と思われがちですが、子宮頸がんは、若い女性に多く、30~40代ががんにかかるピークです。横浜市は、欧米で推奨されている子宮頸がん検査(HPV検査単独法)を、全国で初めて導入します。がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しているかどうかを調べ、リスクのある人へのフォローを行うことで、より確実ながんの早期発見につながります。
新たな子宮頸がん検診の概要
対象年齢
受診間隔
内容
30-60歳
5年に1回
HPV検査単独法
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ラクトフェリンサプリについて 子宮内フローラの改善
健康維持のために腸内フローラが重要なことは広く知られるようになりましたが、今、婦人科の分野では腟・子宮内フローラが注目を集めています。
生殖適齢期の健康な女性の腟内にはラクトバチルス属細菌が豊富に存在します。ラクトバチルスは乳酸や抗菌物質を生産し、病原性細菌やウイルスなどが増殖できないpHが酸性の環境を作り、感染症から腟を守る役割を担っていることが知られています。
一方、子宮内の細菌環境については、数年前まで、腟と空間的につながっているものの、子宮頸管から分泌される粘膜バリアの存在によって健康なヒトは無菌であると考え…
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当院の基本理念・取り組みについて
基本理念
地域の女性が笑顔になるための、安全・安心な医療を提供し続けます。
私達の取り組み
女性の一生のパートナーになるために、笑顔でわかりやすい説明をしていきます。
チーム医療を通して仲間の成長を応援し、正しい医療を提供します。
ガイドライン
産婦人科ガイドライン準拠、学会指針を尊重しています。 新しいことばかり追いかけ、日本の生命倫理から外れたことをしないようにエビデンスに基づいた医療を心がけています。 ただし、ガイドラインの改正に対する活動には賛同しています。
電子カルテ
当院では電子カルテを使用…
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キャッチアップ接種に関する最新の検討状況
子宮頸(けい)がんを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの接種機会を逃した女性へのキャッチアップ(後追い)接種について、厚生労働省は27日、無料で接種を受けられる期限を、条件つきで2026年3月まで1年延長する方針を決めた。必要な3回の接種のうち、当初期限の来年3月までに少なくとも1回受けた人が対象となります。
○対象者(検討中):
キャッチアップ接種対象者のうち、2022年4月1日~2025年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
2008(平成20)年度生まれの女子で、2022…
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妊婦健診が初めての方へ、妊婦健診の流れをマンガでわかりやすく解説します
妊婦健診とは、妊娠期間中のママと赤ちゃんの健康状態を確認するための健診です。
健康状態の確認以外にも、病気の早期発見や赤ちゃんの成長を確認する目的も含まれ、ママと赤ちゃんが心身共に健やかな妊娠期間を過ごすための健診と言えます。妊娠週数の経過と共に健診の間隔は短くなり回数も増えるのが基本です。
以下のマンガサイト見て下さい
https://asakawa.or.jp/diagnosing/comic_02/
医療法人皓慈会 浅川産婦人科
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産婦人科の受診が初めての方へ、受診後の流れをマンガでわかりやすく解説します
婦人科を受診するのはどうも気がすすまないと思っていませんか?
それは、女性として、自然な気持ちだと思います。産婦人科では何するの?
内診ってどうするの?診察台はどう乗るの?以前診察で嫌な思いをしたことがあるのだけど…恥ずかしくて質問できないかも…でも、やっぱり必要なんです。また、WEB問診を事前にお答え頂けるとよりスムーズに進められます。
以下のマンガサイト見て下さい
https://asakawa.or.jp/diagnosing/comic_01/
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浅川産婦人科の診療について
当院は完全予約制です。問診や各種相談は、個室で行っているため、ほかの患者さんに診療内容を知られることもありません。 来院後、ほとんどお待ちいただくことなく診療、検査を受けられます。 ささいなことも、どうぞご遠慮なくご相談ください。 あなたの不安な気持ちを少しでもやわらげるための一助となることを願ってやみません。また、WEB問診を事前にお答え頂けるとよりスムーズに進められます。
https://asakawa.or.jp/diagnosing/about-reserve/
注意事項
※ 当院は完全予約制のため、事前予約されてない…
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ピルについて、効用・副作用について
低用量ピルを服用開始すると、子宮内膜と月経に影響を与えるため、様々な効用がありますが、一方副作用もあります。ピル内服のメリットとデメリットをよく理解して服用することが大切です。
マイナートラブルとしては、服用の初めの時期に多い不正出血、悪心、乳房痛、頭痛、むくみ、吐き気、嘔吐、肌荒れ、等があります。服用を継続すると改善することが多いです。
重大なトラブルとしての静脈血栓塞栓症(VTE)や乳がん、子宮頸がん、のリスクにも注意が必要です。血栓症が疑われる身体の状態として、急な体重の増加、ふくらはぎの痛み、下肢の疼痛・腫脹・し…
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低用量ピルの服用で改善が期待できる生理時の悩みについて
生理不順の改善
低用量ピルの服用中は、通常の生理の代わりに、休薬期間中に消退出血が起こるようになるため、生理日を移動して生理予定日を変更することができます。低用量ピル服用中は子宮内膜が薄くなるので、通常の生理よりも出血量が少なく、茶色っぽいおりもののような出血も特徴です。貧血、過多月経や生理不順が改善されて生理周期をコントロールしやすくなります。低用量ピル服用中は、実薬を服用している間は出血がなく、休薬期間(偽薬期間)の後に消退出血が起こり休薬期間(偽薬期間)終了後、次のシートを服用するというサイクルを繰り返し、子…
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低用量ピルの休薬期間に生理が来ない場合の対処について
避妊用低用量ピルの周期投与に於いて、消退出血が見られなくなるのは1%未満といわれています。消退出血の様子には個人差がありますが、出血が見られない時は、ピルの服用を継続しながらまず妊娠の確認をします。その結果、妊娠が除外された場合は、消退出血がみられなくても問題ありません。心配は不要で、そのまま錠剤のピル内服を続けます。
内服中に少しでも心配があれば、オンライン診療より、早めに近くの産婦人科病院を受診するようにしましょう。低用量ピルを毎日正しく服用できていて、消退出血がない場合も医療機関を受診してピルを処方してもらった…
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