「横浜市の子宮がん検診」は婦人科の枠、また「HPVワクチン」「アンチェアー」もそれぞれの枠でネット予約をお願い致します。
当院は予約制のため、事前予約されてない方はお待たせすることがございます。
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
子宮内膜の厚さの正常値は?排卵前にどのくらい厚さになる?についてお悩みの方から質問をいただきました。私が取材を受け監修した記事が、参考になるかと思います。こそだてハックのHPに掲載されています。詳しくはこちらをご覧下さい。
妊娠するためには、子宮の内側を覆う「子宮内膜」に十分な厚さがあることが不可欠です。しかし、なんらかの原因で子宮内膜が厚くなりすぎたり、薄くなりすぎたりしてしまうこともあります。それは一体なぜなのでしょうか?また、妊娠しやすい子宮内膜の厚さはどれくらいなのでしょうか?今回は、子宮内膜の厚さについて、生理周期による変化や、妊娠しやすい正常な厚さなどをご説明します。
子宮内膜とは、子宮の内側の壁を覆っている粘膜です。生理時に剥がれ落ちる「機能層」と、生理時にも剥がれ落ちずに残る「基底層」の2層から成り立っており、生理周期にあわせて変化します。
子宮内膜の厚さは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの女性ホルモンの分泌量によって変わります。
生理が終わると、卵巣の中にある卵胞がエストロゲンを分泌することによって、子宮内膜が増殖し、だんだん厚くなっていきます。
排卵を終えた卵胞が黄体という組織に変わると、今度はエストロゲンだけでなくプロゲステロンの分泌も増えます。プロゲステロンは、受精卵が着床しやすいよう、子宮内膜の厚い状態を維持します。
しかし、妊娠が成立しないと、子宮内膜の機能層は剥がれ落ち、経血として流れ出ます。これが生理です。残された基底層が次の妊娠に向けた準備を始めます。