「横浜市の子宮がん検診」は婦人科の枠、また「HPVワクチン」「アンチェアー」もそれぞれの枠でネット予約をお願い致します。
当院は予約制のため、事前予約されてない方はお待たせすることがございます。
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染により発症し、近年20・30歳代の罹患者が増えています。日本全体では年間約1万5千人が子宮頸がんと診断されています。
HPVは子宮頸がんなどの原因となるHPV16、18型などと尖圭コンジローマ等の原因となるHPV6、11型などがあります。現在日本で承認されているHPVワクチンには、2価ワクチンと呼ばれる「サーバリックス®」、4価ワクチンと呼ばれる「ガーダシル®」、9価ワクチンと呼ばれる「シルガード9®」の3種類があります。
定期予防接種の対象となるのは、令和4年4月現在は2価ワクチンと4価ワクチンの二つです。いずれもHPV16、18型などに起因する子宮頸がんなどの予防効果が認められています。女性はHPVワクチンの接種と子宮頸がん検診をすることにより、子宮頸がんから体を守ることができます。
HPVワクチンは、平成25年4月から定期接種ワクチン(決められた年齢では無料で接種を受けることができるもの)となっており、ご希望があれば当院でも接種を受けることができます。事前にお子様のお名前で当院予約サイトより御予約下さい。
尚、公費での当院のワクチン接種は、4価ワクチン(ガーダシル®)のみです。
初回接種の2か月後と6か月後に追加接種(計3回)
また、子宮頸がん予防接種12~16歳の女子であれば、3回の接種はすべて無料です。
今までのHPVワクチンの経緯は、平成25年に厚生労働省の通知により、HPVワクチンの積極的勧奨を差し控える(ワクチン接種をお勧めしない)ことになりました。その後、HPVワクチンの有効性と安全性が証明されたこと、接種体制の整備が行われたことから、令和3年11月12日の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会において、この平成25年の勧奨差し控えの通知を「終了させる」ことが決定されました。
これによって、HPVワクチンは、定期接種ワクチンであるとともに12~16歳の女子に国として接種をお勧めすることが再開されることになります。さらに令和4年4月からは、12~16歳の女子に個別に通知してワクチン接種を促すことになりました2)。また、平成25年から8年間ワクチン接種の勧奨を差し控えしていたために接種できなかった女性に公費で接種する(キャッチアップ接種といいます)ことを厚生労働省が検討しています。
詳細は以下のHPを参照にお願い致します。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/yobosesshu/yobosesshu/hpv.html
https://jsgo.or.jp/hpvqa/contents.htm
医療法人皓慈会 浅川産婦人科
理事長・院長 浅川恭行
経歴
1993年 | 東邦大学 医学部卒業 |
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1999年 | 社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 |
2007年 | 東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院) |
2007年 | 日本産婦人科医会 幹事 |
2009年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事 |
2017年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長 |