「横浜市の子宮がん検診」は婦人科の枠、また「HPVワクチン」「アンチェアー」もそれぞれの枠でネット予約をお願い致します。
当院は予約制のため、事前予約されてない方はお待たせすることがございます。
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
2020年12月25日から、日本で男子も4価ワクチンが接種できるようになりました。男性がHPVワクチンを接種することで中咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなどの悪性腫瘍や尖圭コンジローマの予防につながります。
残念ながら現在、わが国では男性に対するHPVワクチンの公費助成はなく、全額自己負担となります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は性的接触により感染します。性感染症の一種といっても過言ではありません。HPVはごくありふれたウイルスで、性交渉の経験がある女性のうち50%~80%は、HPVに感染していると推計されています。性交渉を経験する年頃になれば、男女を問わず、多くの人々がHPVに感染します。HPVに感染しても症状がないため、自己での予防は困難です。子宮頸がんの95%以上はHPV感染が原因であることが分かっています。HPV感染を性感染症と考えると、ここに男性も接種すべき理由があります。性感染症の治療の原則は、パートナーとともに一緒に治療することです。なぜなら、片方だけ治療しても、ピンポン感染によって広がっていくためです。女性の子宮頸がん予防にHPVワクチンが有用であることが分かった現在、ピンポン感染を予防するため、男性もHPV感染予防のためのワクチン接種が推奨されます。
男性が接種すべき理由のもう一つは、性感染症である尖圭コンジローマを予防することです。尖圭コンジローマは、発症してしまうと性感染症の中でも精神的ストレスの強い感染症です。また、発症すれば根治は困難で再発を繰り返してしまいます。ガーダシルは男性に対しても尖圭コンジローマへの高い予防効果が示されており、海外では男性に対しても接種が推奨されています。また、HPVは子宮頸がんだけでなく、男性に多い咽頭がんや肛門がん、直腸がん、陰茎がんの原因となることが分かっており、これらのがんの発症を予防することも示されています。
医療法人皓慈会 浅川産婦人科
理事長・院長 浅川恭行
経歴
1993年 | 東邦大学 医学部卒業 |
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1999年 | 社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 |
2007年 | 東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院) |
2007年 | 日本産婦人科医会 幹事 |
2009年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事 |
2017年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長 |