「横浜市の子宮がん検診」は婦人科の枠、また「HPVワクチン」「アンチェアー」もそれぞれの枠でネット予約をお願い致します。
当院は予約制のため、事前予約されてない方はお待たせすることがございます。
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
多のう胞性卵巣と言われました。どのような病気ですか
多嚢胞性卵巣症候群 (polycystic ovary syndrome : PCOS)とは、「両側の卵巣が腫大・肥厚・多嚢胞化し、月経異常や不妊に多毛・男性化・肥満などを伴う症候群」と定義されています。
液体で満たされた袋状の病変(嚢胞)が卵巣に多数生じ、卵巣が腫れて大きくなることにちなんで名づけられました。女性の約5~10%にみられ、一般的な不妊症の原因となっています。原因は完全に解明されているわけではありませんが、脳下垂体から分泌されるホルモンと、卵巣から分泌される女性ホルモンのバランスが崩れ、排卵が障害されると考えられています。
多嚢胞性卵巣症候群の女性の多くでは、インスリンの作用に対する細胞の反応性が低下した状態(インスリン抵抗性または前糖尿病と呼ばれます)がみられます。月経異常があること、超音波断層法検査で両側卵巣に多数の小卵胞が見えること、血中ホルモンの異常により診断されます。
妊娠希望の有無により治療方針は異なりますが、いずれの場合でも、肥満があれば減量や運動を行います。妊娠を希望していない場合の治療は低用量ピル(経口避妊薬)等のホルモン剤を用い定期的に出血(消退出血)を起こします。症状(過剰な体毛を含む)を軽減し、ホルモンの血中濃度を正常化するとともに、子宮内膜がんのリスクを回避することができます。妊娠を希望している場合の治療は、まず排卵誘発剤を内服します。無効の場合はFSH製剤を注射する治療を行います。また、状況で排卵をしやすくする腹腔鏡下卵巣開孔(多孔術)という手術が検討されることもあります。
日本産婦人科医会HPより(当院院長は日本産婦人科医会幹事です)
医療法人皓慈会 浅川産婦人科
理事長・院長 浅川恭行
経歴
1993年 | 東邦大学 医学部卒業 |
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1999年 | 社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 |
2007年 | 東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院) |
2007年 | 日本産婦人科医会 幹事 |
2009年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事 |
2017年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長 |