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医療法人 晧慈会 浅川産婦人科

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母児同室、完全母乳や子宮がん健診の浅川産婦人科の月経、月経不順について

月経・月経不順について教えて下さい。

月経について

卵巣では、脳からの刺激によって卵子を包んでいる卵胞が育ち、排卵し、卵管を通って子宮へと運ばれます。この間、子宮では内膜が女性ホルモンによって厚くなり、受精した卵が着床する準備ができ上がります。妊娠が成立しなかった時は、この厚くなった子宮内膜は剥がれ落ちて腟から血液と共に出て来ます。これが月経です。
月経は卵巣で卵胞が育つところから始まりますが、これを促す初めのサインは、視床下部からのホルモンです。これが下垂体に働き、下垂体からのホルモンが卵巣に働き、卵胞が育ち、排卵します。このしくみのうち、どこか一箇所でも異常があると、月経がきちんと来なくなってしまいます。
脳下垂体と卵巣からのホルモンの分泌には一定のリズムがあり、このひとまとまりを月経周期と呼びます。卵胞が育ち始めて、排卵するまでは約2-3週間、排卵から月経開始までは約2週間です。月経周期は月経の初日から次の月経開始の前日までの期間で、25日〜38日、その変動は6日以内とされ、これを正常周期と呼びます。

正常な月経のめやす

  • 初経年齢:平均12歳
  • 月経周期日数:25〜38日
  • 出血持続日数:3〜7日間(平均5日間)
  • 1周期の総経血量:20〜140mL
  • 閉経年齢:45〜56歳(平均50.5歳)

月経不順の種類

稀発月経

月経の正常周期は25~38日間のサイクル。個人差がありますが、39日以上あいだがあく長い周期を稀発(きはつ)月経といいます。原因は、卵巣の働きが不十分で、ホルモンが順調に分泌されていないことが考えられます。稀発月経でも排卵があれば妊娠・出産が可能ですが、無排卵周期になっている場合が多いことも。1~2ヶ月様子をみて、もとどおりになればいいですが、周期が長い状態が続くようであれば、ホルモンバランスの状態や排卵の有無を調べたほうがいいでしょう。


頻発月経

月経周期が24日以下という短いサイクルになることを頻発(ひんぱつ)月経といいます。原因としては、卵巣の働きが落ちているか、ストレスによるホルモン分泌の乱れが考えられます。
頻発月経には、黄体ホルモンの分泌が不十分で、排卵日から月経開始までの期間が短くなる黄体機能不全の場合もあります。黄体ホルモンが不足すると、子宮内膜が十分に成熟しないため、妊娠しにくかったり、妊娠しても流産が起こりやすくなることもあります。妊娠出産を望んでいる人は、はやめに婦人科を受診し、ホルモン分泌の状態を調べてみたほうがいいでしょう。


過長月経

月経期間がダラダラと8日以上続く状態を過長(かちょう)月経といい、原因として、ホルモンバランスの乱れや子宮の病気が考えられます。
視床下部、脳下垂体、卵巣など女性ホルモンの分泌に関係する器官になんらかのトラブルがあって無排卵周期になっている、または黄体ホルモンの分泌が不十分なために黄体機能不全になっている可能性があります。


過多月経

他の人と比べて経血量が多いか、少ないかというのはわかりにくいものです。 最も多い日でもナプキンを2時間おきにかえるくらいが一般的のようですが、 これに対し、経血量が非常に多く、ふだんの生活に支障をきたすような場合を「過多月経」といいます。

こんな症状、ありませんか?

ナプキンが1時間もたないほど経血量が多い、経血のなかにレバーのような血のかたまりがある、 などの症状がある場合は「過多月経」がうたがわれます。 過多月経になると経血量が多くなるため「鉄欠乏性貧血」をともなうことが多く、 めまいや立ちくらみ、疲れやすいなどの症状があらわれます。

鉄欠乏性貧血

体内の鉄が不足し、全身に酸素を運ぶヘモグロビン(赤血球に含まれる血色素)が十分に作られないことにより生じる日常最もよくみられる貧血です。月経による定期的な 出血で鉄が不足しがちな女性に多くみられます。この貧血はゆっくり進行するため、貧血状態になれてしまい、症状が自覚しにくいので注意しましょう。

過多月経の主な原因

過多月経には原因となる子宮の病気がある場合と、原因となる病気がなく、体内のホルモンや血液の状態が影響している場合とがあります。 過多月経の原因となる子宮の病気には、子宮の病気である子宮筋腫、子宮腺筋症などがあり、生殖年齢女性に多くみられます。

保険適用になった過多月経の新しい治療法

新しい治療法「マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)」という子宮内膜を焼く方法が2012年4月に保険適用になりました。当院の院長は保険適用前からこの治療法を数多く手がけています。この治療法に関することも含め、過多月経に関して、専門である院長の診察を受けることができます。(実際に手術を受けることになった場合は適切な病院へ紹介させていただきます。)
院長の診察日については、お手数ですが、ご来院前にお電話でご確認ください。


過少月経と過短月経

経血量が極端に少なく、ナプキンの表面に経血がわずかにつく程度で終わってしまうような状態を過少(かしょう)月経といい、月経が2日以内で終わってしまう場合を過短(かたん)月経といいます。女性ホルモンの分泌量が少ないため、子宮内膜の厚みが薄い、あるいは子宮自体の発育不全などのほか、甲状腺機能異常が原因のこともあります。月経は来ても排卵のない無排卵月経になっている場合も多いので、長いあいだ放置すると不妊の原因にもなります。場合によっては、ホルモン剤などでの治療が必要なこともあります。


プレ更年期の月経不順

卵巣の老化は、35才ごろから少しずつはじまっています。更年期の前段階のプレ更年期(30代後半~40代ぐらい)で、月経周期が乱れたり、経血量が減るなどの症状がある人は、閉経に向けての変化がすでに起こっているのかもしれません。閉経はふつう50才前後ですから、はやくから更年期のような状態がはじまると、老化もはやくなります。そのため、不足する女性ホルモンを補う治療が必要な場合もあります。

婦人科には基礎体温表を持参して

月経不順には、さまざまな原因や症状がありますが、ここにあげた症状に思いあたる場合や、症状が長引くときは、一度婦人科で相談することをすすめます。月経不順で婦人科を受診する際には、基礎体温表を持っていくようにします。専門家が基礎体温の変化を見れば、どの時期にどのホルモンが不足しているのかある程度推測することができるからです。

監修:医療法人皓慈会 浅川産婦人科
理事長・院長  浅川恭行  

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