Drやすゆきの相談室
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
入院先からご自宅へ戻る前に当院で母児同室をしてみませんか。当院では出産後にママと赤ちゃんが育児サポートを受けるために産後ケア入院(産褥さんじょく入院)をすることができます。
当院でご出産された方でなくてもご利用可能です。入院先からご自宅へ戻る前のご利用がおススメです。当院で分娩された方と同じようにママや赤ちゃんをサポートします。
授乳など、赤ちゃんのお世話の仕方も指導いたします。
産後ケア入院でこれまでの疲れをいやして、退院後の赤ちゃんとの生活がイメージできるようにお手伝いいたします。
*病室に空きがないなどでご希望の時期に入院できないこともあります…
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赤ちゃんとおかあさんを結んでいる へその緒(臍帯)の中に流れる臍帯血は、からだのさまざまな元になる幹細胞が豊富に含まれています。
いま、分娩時にしか採取することの出来ない赤ちゃんの臍帯血を、万が一の病気に備えて長期間保管することができる「民間臍帯血バンク」が注目されています。
現在、民間臍帯血バンクで保管された臍帯血は、脳性麻痺や自閉症などの脳の神経障害に対する再生医療として、国内外で研究(治療)が進められておりとても期待されています。
当院では民間臍帯血バンクのパイオニアである「ステムセル研究所」の協力施設として、ご希望の方に対して、分娩時に臍帯血の採取を行…
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妊娠中の細胞診で疑陽性・陽性といった場合には、子宮の入り口の部分に癌もしくは癌になる前段階の病変がある可能性があります。その場合、腟拡大鏡(コルポスコピー)で観察して悪性を疑う部分を小さく取り、顕微鏡でみて癌か否かを判定するという検査(組織診)をします。この検査をすることで多少出血がありますが、流産につながるものではありません。
組織診の結果、前癌病変である場合
妊娠中も2~4カ月ごとに細胞診や腟拡大鏡による観察を行い、癌への進展を疑う所見がある場合には、適宜組織診を行うことになります。分娩後は1〜2カ月後に再度細胞診を行い、所見の再評価を行います。
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健康で実りのある結婚生活でありますよう、これから結婚されるあなたにブライダルチェックをお勧めします。
検査は次のようなものです。
血液検査
血液型、貧血のチェック
風疹、肝炎、梅毒、HIVなどの感染症チェック
膣分泌物検査
カンジダや性感染症のチェック
子宮がん検診
細胞診
超音波検査
子宮や卵巣のチェック
上記の結果は、次回来院時に証明書としてお渡しします。
異常がない場合は保険は使えません。ご了承下さい。
※パートナー(男性)の血液検査もご希望により行います。
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婦人科検診のおすすめ
婦人科の病気の中には自覚症状がほとんどないものもあります。
特に異常を感じていなくても1年に1回は婦人科検診を受けましょう。
※「検診」ですので、異常がない場合は診察には保険が使えません。
一般婦人科検診セット
内診、子宮頚部がん検査(細胞診)、超音波検査(子宮筋腫、卵巣がんの検査)、貧血の検査、尿検査
*受診のタイミングとしては月経直後~排卵までの間にご来院していただくのがよいと思います。
*乳がんの検診は当院では行っておりません。専門の先生(乳腺外科)を受診してください。
そのほか…
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月経について
卵巣では、脳からの刺激によって卵子を包んでいる卵胞が育ち、排卵し、卵管を通って子宮へと運ばれます。この間、子宮では内膜が女性ホルモンによって厚くなり、受精した卵が着床する準備ができ上がります。妊娠が成立しなかった時は、この厚くなった子宮内膜は剥がれ落ちて腟から血液と共に出て来ます。これが月経です。
月経は卵巣で卵胞が育つところから始まりますが、これを促す初めのサインは、視床下部からのホルモンです。これが下垂体に働き、下垂体からのホルモンが卵巣に働き、卵胞が育ち、排卵します。このしくみのうち、どこか一箇所でも異常があると、月経がきちんと来なくなってしまい…
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不妊の原因
不妊の原因には大きく分けて、「男性因子」「女性因子」の2つがあります。
男性因子
精子の異常が主
女性因子
器質的原因
子宮筋腫、子宮発育不全、子宮奇形、 子宮内膜症、卵管閉塞など形態的なもの
排卵障害、黄体機能不全、着床障害など、 主としてホルモン異常によるもの
検査、治療の進め方
当院では次のように検査、治療を進めます。
患者さんとご相談しながら、必要であれば適切な段階で専門病院にご紹介もしております。
基本検査
基礎体温測定
一般精液検査
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不正出血(子宮出血)
女性の不正性器出血の原因には、実にさまざまなものがあげられます。 何といっても一番心配なのは子宮がん(子宮頸がんと子宮体がん)でしょう。次に子宮の良性疾患である子宮筋腫、子宮頸管ポリープ、子宮膣部びらんなどが考えられます。
50歳前後には急激な女性ホルモンの低下が起こり、いわゆる更年期出血も多く見られます。また、若い方では何らかの原因で卵巣機能が低下し、無排卵の状態が続きますと、たびたび少量の出血を繰り返すことがあります。これを無排卵周期症と呼んでいます。
以上は、妊娠とは関係のない出血ですが、中には妊娠と気付かないで出血があったと来院する方もい…
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子宮筋腫について
子宮筋腫は成人女性の3~4人に1人が有していると言われる良性の腫瘍で、多くの場合30~40歳代で発見されます。大きさが変化しない場合もありますが、増大していく場合もあります。女性ホルモン(エストロゲン)により大きくなります。閉経後はエストロゲンと呼ばれるホルモンが減少するため、自然に縮小していきます。
子宮筋腫を持っていてもほとんどの方(80~90%)は特に症状や問題はなく、治療も必要としません。日常生活に支障が生じて何らかの治療が必要となるのは少数(10~20%)です。「良性」の腫瘍ですので、定期的な検診を受けて経過を観察したり、適切な治療を…
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骨粗鬆症とは
閉経前後の女性においては、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が顕著となり、これが健康にさまざまな影響を与えます(更年期障害参照)。骨粗鬆症は体中の骨の量(骨の密度)が自覚症状のないまま減少し(骨がスカスカになる)、骨折しやすい状態になる骨の病気(加齢に伴う変化)で、女性に多いといわれています。
なぜ女性に多く、しかもまだ老齢期ではない40~50代から骨の中のカルシウムが失われてしまうのでしょう?エストロゲンは骨が破壊されるのを防ぎ、骨の中にカルシウムを蓄える働きがあります。ですから、エストロゲンが急激に低下する更年期には骨の量も急激に減少すると考えられ…
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