Drやすゆきの相談室
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
不妊の原因
不妊の原因には大きく分けて、「男性因子」「女性因子」の2つがあります。
男性因子
精子の異常が主
女性因子
器質的原因
子宮筋腫、子宮発育不全、子宮奇形、 子宮内膜症、卵管閉塞など形態的なもの
排卵障害、黄体機能不全、着床障害など、 主としてホルモン異常によるもの
検査、治療の進め方
当院では次のように検査、治療を進めます。
患者さんとご相談しながら、必要であれば適切な段階で専門病院にご紹介もしております。
基本検査
基礎体温測定
一般精液検査
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不正出血(子宮出血)
女性の不正性器出血の原因には、実にさまざまなものがあげられます。 何といっても一番心配なのは子宮がん(子宮頸がんと子宮体がん)でしょう。次に子宮の良性疾患である子宮筋腫、子宮頸管ポリープ、子宮膣部びらんなどが考えられます。
50歳前後には急激な女性ホルモンの低下が起こり、いわゆる更年期出血も多く見られます。また、若い方では何らかの原因で卵巣機能が低下し、無排卵の状態が続きますと、たびたび少量の出血を繰り返すことがあります。これを無排卵周期症と呼んでいます。
以上は、妊娠とは関係のない出血ですが、中には妊娠と気付かないで出血があったと来院する方もい…
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子宮筋腫について
子宮筋腫は成人女性の3~4人に1人が有していると言われる良性の腫瘍で、多くの場合30~40歳代で発見されます。大きさが変化しない場合もありますが、増大していく場合もあります。女性ホルモン(エストロゲン)により大きくなります。閉経後はエストロゲンと呼ばれるホルモンが減少するため、自然に縮小していきます。
子宮筋腫を持っていてもほとんどの方(80~90%)は特に症状や問題はなく、治療も必要としません。日常生活に支障が生じて何らかの治療が必要となるのは少数(10~20%)です。「良性」の腫瘍ですので、定期的な検診を受けて経過を観察したり、適切な治療を…
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骨粗鬆症とは
閉経前後の女性においては、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が顕著となり、これが健康にさまざまな影響を与えます(更年期障害参照)。骨粗鬆症は体中の骨の量(骨の密度)が自覚症状のないまま減少し(骨がスカスカになる)、骨折しやすい状態になる骨の病気(加齢に伴う変化)で、女性に多いといわれています。
なぜ女性に多く、しかもまだ老齢期ではない40~50代から骨の中のカルシウムが失われてしまうのでしょう?エストロゲンは骨が破壊されるのを防ぎ、骨の中にカルシウムを蓄える働きがあります。ですから、エストロゲンが急激に低下する更年期には骨の量も急激に減少すると考えられ…
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現在、日本人女性の閉経は、50.5歳が平均といわれています。40歳を過ぎると卵巣の機能が徐々に低下し、女性ホルモン(特にエストロゲン)の分泌が減少してきます。そして50歳を中心として前後5年間ぐらいの間にエストロゲンの減少は顕著になりますが、その期間が「更年期」です。この時期にエストロゲンの減少が原因と考えられるさまざまな症状が起こってきて、快適な生活がおくれなくなるような状態を「更年期障害」とよんでいるのです。
身体的症状
ほてり、のぼせ、発汗(hot-flashと言います)
腰、手足の冷え、肩こり
動悸、息切れ
頭痛…
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骨盤臓器脱(性器脱)とは
子宮脱、子宮下垂、直腸脱、膀胱脱、尿道脱などの骨盤臓器脱(性器脱)は非常に多くの女性を悩ませる“おしも”の不具合で、とくに更年期以降の女性にしばしば認められます。日本ではまだ正確な頻度は報告されていませんが、お産を経験された女性の約半数が、生涯のうちに何らかの形の骨盤臓器脱を生じるとされるほど多い疾患です。しかしたとえ症状があって困っていても、羞恥心などから受診されず一人悩んでおられる女性が非常に多いと考えられます。
骨盤臓器脱(性器脱)の仕組み
女性の骨盤の底には、子どもを生むために産道という大きな穴が空いています。この穴を…
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尿モレに悩んでいる女性は実は意外と多いもの。まずはその原因をさぐることが第一。当院となりのほしの泌尿器科では専門のドクターが女性の尿モレにも対応しています。せきやくしゃみでモレてしまう腹圧性の尿失禁と判断された場合は骨盤底筋を鍛える体操が効果的。
下記の骨盤底筋体操教室で専門インストラクターが効果的なやり方やコツをわかりやすく指導します。1人ではなかなか続かない、正しくできているか心配、予防のためにも鍛えておきたいというかたもぜひ一度参加してみてください。ピラティスの要素も取り入れながら、丁寧に指導しています。教室に通ったおかげで今では悩みが解消されたという声も!
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産婦人科医が往診いたします。
ご自宅で介護を受けられている方のために産婦人科医が往診いたします。医師がお伺いして、婦人科、女性内科の一般的な診察、投薬、子宮がん検診などをご自宅で受けることができます。
往診をお考えの方はまずはお気軽に当院までお電話ください。
受付時間:9時~17時まで(月曜~金曜)
0120-030-111
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「産科医療補償制度」について
当院は産科医療補償制度に加入しています。
産科医療補償制度は、分娩に関連して重度脳性麻痺となった赤ちゃんとご家族の経済的負担を補償するとともに、脳性麻痺発症の原因分析を行い、再発防止に役立つ情報 を提供する制度です。
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日本古来から、妊娠5か月の戌の日になると腹帯を巻く習慣があります。多産で安産だと言われている犬にあやかっての習わしです。医学的には特に根拠はありません。腹帯は常にしなければならないものではないので,夏の暑い日や夜寝る時は外してかまいません。どのタイプの腹帯であってもおなかを締めつけるようなものを選ばないことです。
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