Drやすゆきの相談室
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
低用量ピルの服用で改善が期待できる生理時の悩みについて
生理不順の改善
低用量ピルの服用中は、通常の生理の代わりに、休薬期間中に消退出血が起こるようになるため、生理日を移動して生理予定日を変更することができます。低用量ピル服用中は子宮内膜が薄くなるので、通常の生理よりも出血量が少なく、茶色っぽいおりもののような出血も特徴です。貧血、過多月経や生理不順が改善されて生理周期をコントロールしやすくなります。低用量ピル服用中は、実薬を服用している間は出血がなく、休薬期間(偽薬期間)の後に消退出血が起こり休薬期間(偽薬期間)終了後、次のシートを服用するというサイクルを繰り返し、子…
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低用量ピルの休薬期間に生理が来ない場合の対処について
避妊用低用量ピルの周期投与に於いて、消退出血が見られなくなるのは1%未満といわれています。消退出血の様子には個人差がありますが、出血が見られない時は、ピルの服用を継続しながらまず妊娠の確認をします。その結果、妊娠が除外された場合は、消退出血がみられなくても問題ありません。心配は不要で、そのまま錠剤のピル内服を続けます。
内服中に少しでも心配があれば、オンライン診療より、早めに近くの産婦人科病院を受診するようにしましょう。低用量ピルを毎日正しく服用できていて、消退出血がない場合も医療機関を受診してピルを処方してもらった…
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ピルを内服していますが、最近、休薬期間に出血がありません。大丈夫でしょうか?
低用量ピルの休薬期間に生理がこないときは、まず妊娠を疑ってみます。ピル服用中に性行為がなければ妊娠は否定されます。ピル服用中に性行為があった場合は、妊娠の可能性がありますので、薬局で妊娠検査キットを購入して妊娠検査を、または産婦人科を受診して超音波検査を行ってみましょう。
妊娠が否定された場合でも消退出血が生じないことがあります。その理由は、ピル服用中は子宮内膜が自然周期よりも菲薄化して月経量が減少しますが、その菲薄化が強く生じて、月経血が極端に減少したことが関係していると考えられます…
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産婦人科医はどうして不人気で減ってるのですか?
世界でもトップクラスの安全性を誇る日本の産科医療は、志の高く献身的な医師達によって支えられている現状となっています。当直や深夜の緊急呼び出しが多い過酷な労働環境とそれに見合わない低い対価に加えて、他科に比べて医療訴訟が多く敬遠されていることが指摘されています。これにより、研修医など新しく医療に従事する者は、産婦人科を回避するようになります。 さらに、根本的な医師不足により、既存の産婦人科の医師に多大な負担がかかってしまい、医師が他科に転科したり、産婦人科自体を閉鎖したりするなどという悪循環が起きています。更に産婦人科の医…
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母と子のメンタルヘルスケアとは
「妊娠・出産・子育て」は多くの女性にとって母親としての第一歩を歩み始め、新たな家族の幸せが始まると同時に、さまざまなストレスや不安を感じる時期でもあります。この時期は自分ではコントロールできない女性ホルモンの影響で、こころとからだの変化が起こります。全ての妊産婦にメンタルケアは必要で、決して特別な人の問題ではありません。時として、心のバランスをくずし、育児不安や心の問題を抱えることがあります。母親自身が抱える心の問題に対して、専門の医師が「受診の必要性」や「対応の仕方」について、当院では専門スタッフ相談に応じます。
医療法人皓慈会 浅川産…
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セミオープンシステムとは
診療所と病院が連携して、妊婦健診は近くの診療所で受け、分娩は病院で行うことにより、妊産婦さんの利便性を保ちながら、それぞれの医療機関の特性を生かした役割分担で、その機能を有効に発揮させるシステムです。
済生会東部病院とのセミオープンシステム導入について改めてご案内させていただきます。当院では分娩施設がありませんが、32週ごろまでの妊婦健診が可能です。また、残念ですが他の鶴見区の分娩施設でのセミオープンは現在行なっておりません。
里帰り分娩の方も、分娩する病院が決まっていて、経過に問題がなければ里帰りするまでの健診を…
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競技会があるのに月経になりそうで心配です。どうしたらよいですか?
試合や練習日程に合わせて月経をずらしたいとき、頼りになる のが低用量ピルです。正式には経口避妊薬(OC)、低エス トロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)と呼ばれるホルモン剤で す。これを飲んでいる間は月経がきませんが、服用をやめると2~ 3日後に月経がきます。この働きを利用して、月経を早めたり、遅 らせたりするのです。
ドーピング検査に引っかかることもありませんし、パフォーマン スに悪影響を及ぼす心配も無用です。ただし、副作用が出るかどう かは個人差があるので、目標とする試合の2~3カ月前には服用…
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運動部に入っています。健康管理で注意する点はありますか?
女性が運動部で活躍するには月経と栄養などに特に配慮が必要であり、頑張りすぎると負のスパイラルに陥ってしまうことがあります。
まずは誰でも月経や月経周期の問題を考えなければいけません。月経量が多いとか月経困難症(いわゆる生理痛)とか月経前緊張症(月経周辺の痛みやイライラ)など月経そのものの異常だけでなく、月経が試合や大会中にぶつかるとパフォーマンスが落ちてしまいますので、とくに月経周期異常がある方は対策が必要になります。また、運動を頑張りすぎてエネルギー消費量に見合った栄養補充がないと、
「①エネ…
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更年期障害のプラセンタ治療
プラセンタは、お腹の赤ちゃんに栄養素や酸素を運ぶ役割を持った「胎盤(たいばん)」のことです。胎盤にはタンパク質やアミノ酸、核酸、ビタミンなどの豊富な成長因子が含まれていて、細胞を活性化して成長させます。プラセンタエキスは、ヒト胎盤から抽出された有効成分のエキスです。プラセンタエキスは、肝炎や更年期障害の治療薬として厚生労働省の認可を受けていて、幅広い症状に効果が期待できます。
当院では、厚生労働省から薬として認可を受けているメルスモンというプラセンタ注射薬を使った治療を行っています。これは、日本国内の産婦人科で正常分娩した健康な母親の胎盤を使…
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子宮頸管ポリープについて
概要
子宮の出口付近の頸管内にできる突出したポリープで、子宮頸管の細胞が増殖することによって粘膜が隆起する良性の腫瘍。細菌感染などによる炎症や出産による物理的な刺激、女性ホルモンなどが発生に関係していると考えられており、悪性化する可能性は低い。ごくまれに、前がん病変の可能性やポリープではなく悪性腫瘍の場合もあることから、切除して病理診断を行うこともある。自覚症状はほとんどないが月経以外の時期や性交時に出血することも。不正出血で受診した際に発見されることも多い。ポリープの大きさは、通常2~5mm程度だが、時に1cmほどになるものもある。3…
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