Drやすゆきの相談室
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
会陰切開とは? 会陰切開に伴う痛みへの対処法について
妊娠を機に、初めて「会陰切開」という言葉を聞いたという方も少なくないのではないでしょうか? そこで今回は、会陰切開について詳しく解説いたします。
会陰切開とは?
会陰は腟と肛門の間とその周辺の部分を指します。出産のとき、特に赤ちゃんの頭が出る瞬間に、会陰の中心部分に強い圧がかかるため、必要に応じて会陰の中心部分にあたる腟口と肛門の間の皮膚に切れ目を入れる医療処置をおこないますが、これを会陰切開といいます。
会陰切開は、以下のような状況のときに医師の判断によりおこなわれます。
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72時間を超えてしまいました。アフターピル(緊急避妊薬)どうしたらよいですか?
基本は72時間以内(なるべく早めに)の服用が必要ですが、 120時間以内であれば、ある程度の避妊効果が期待できるともいわれています。 気付いたらできるだけすみやかに医師に相談してください。ときどき、夜間に緊急外来を受診する人を見かけますが、急病ではありませんから、翌朝、通常の診療時間内に受診するようにしてください。
経歴
1993年
東邦大学 医学部卒業
1999年
社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
2007年
東邦大学医療センター…
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赤ちゃんの性別はいつ決まる?
おなかの中にいる赤ちゃんの性別、どちらなのかドキドキ・ワクワク、心待ちにしている方も多いと思います。おなかの中にいる赤ちゃんの性別っていつ決まるのでしょう?そして、それは教えてもらえるのでしょうか? 今回は、赤ちゃんの性別についてお話しします。
赤ちゃんの性別は、受精の時に決まります。人間の細胞の中には、遺伝子の情報をもつ染色体46本があります。このうち、性別の決定に関係する2本の染色体のことを性染色体と呼びます。性染色体にはXとYの2種類があり、男性はXとYを各1本、女性はXを2本もっています。
卵子とXをもつ精子が受精すると染…
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妊娠中のセックス(性行為)って、どうすれば良いの? しても大丈夫? と人知れず悩んでいる妊婦さん、実は多いのでは? 今回は、他人に聞きづらい「妊娠中の夫婦の営み」について、そのリスクにも触れながら、気になるポイントをご紹介します。
目次
● 妊娠中のセックスは大丈夫?
基本的には問題なし。気になるなら健診で相談
途中でもお腹の強い張りを感じた時はストップ!
妊婦に負担のない体位を
● 妊娠中でもコンドームは必要?
オーラルセックスは避けコンドームを使用する
● セックスを控える必要があるケース7つ
● 妊娠初期の性行為について
流産の主…
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およそ1ヶ月ごとに繰り返す生理(月経)。しかし、女性によっては生理周期がバラバラで安定しないことがあります。このような不安定な生理周期の原因は何でしょうか? 生理周期の乱れは、放っておいても問題ないのでしょうか? 今回は生理周期がバラバラになるときについて説明します。
● 生理周期がバラバラになる原因とは
そもそも正常な生理周期とは
生理周期の異常とは
生理周期の乱れは身体からのイエローシグナル
なぜストレスがホルモンバランスを乱すの?
● 不安定な生理周期の問題点と対策
生理周期がバラバラだと何が問題?
生理周期を整えるには
● 生理不順の大…
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更年期や花粉症、アトピー性皮膚炎、慢性肝炎などの保険診療の場合、通常1回1アンプルの注射剤を週に2回、皮下注射します。症状が重い場合は、週に3回に増やしますが、症状の改善までは通常3〜6カ月かかるといわれています。
自由診療の場合、目的や症状によって注射の回数や注射剤のアンプル量を調節します。治療以外の目的でプラセンタ注射をする時は、「注射1 回 注射剤1 アンプルを毎日または隔日に注射する」ことが最も効率の良い方法といわれています。とはいえ、毎日医療機関に通院することは、多くの方は難しいのではないでしょうか。そう考えると、「週 2 回」を基準とするのが妥当だと考えら…
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アフターピル(緊急避妊薬)ノルレボの服用においては、吐き気や頭痛などの副作用がほとんどないのに対して、Yuzpe法(ヤッペ法)では吐き気や頭痛が一時的に出現することがあります。
現状では、副作用がほとんどないといわれるアフターピル(緊急避妊薬)ですが、少数ではありますが、副作用が見られる方がいらっしゃいます。
副作用の種類と症状
気分不快
吐き気が出現する可能性があります。吐き気防止薬を処方することがあります。
嘔吐
アフターピル(緊急避妊薬)服用後2時間以内に嘔吐すると、薬が身体に作用しませんから、同量のピルを再度服用することとなります。しかし、再度アフタ…
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避妊を目的とする場合、低用量ピル(低用量経口避妊薬)は、1回1錠を、毎日同じ時間に服用します。現在、病院で処方されている低用量ピル(低用量経口避妊薬)には、21錠タイプと28錠タイプがあります。 どちらも、生理(月経)の始まった日を1日目とし、28日間を1周期とし、服用方法に違いはありません。
ただし、28錠タイプの低用量ピル(低用量経口避妊薬)には、休薬期間明けの飲み忘れを防止し、毎日服用する習慣を付けるために7錠の偽薬(プラセボ)がついています。
21錠タイプ
毎日、決まった時間に1錠ずつ21日間服用した後7日間服用を休止します。最後の錠剤を飲み終えると、月経…
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妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンを接種できます。日本で承認されている新型コロナワクチンが妊娠、胎児、母乳、生殖器に悪影響を及ぼすという報告はありません。予防接種法に基づいて、接種をお勧めしています。(厚労省HPより)
産婦人科の関係学会は、妊娠中の時期を問わずmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン(※)の接種を推奨しています。また、接種後発熱した場合には、早めの解熱剤の服用を推奨しています(妊娠中の場合には、解熱剤としてアセトアミノフェンを服用します)。妊娠中に新型コロナウイルスに感染すると、特に妊娠後期は、重症化しやすいとされています。特に人口当た…
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新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種することはできますか?
原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。
原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。 新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
例えば 4月1日に新型コロナワクチンを接種した場合、他のワクチンを接種できるのは、4月15日(2週間後の同じ曜日の日)以降になります。
なお、創傷時の破傷風トキソイド等、緊急性を要するものに関しては、例外として2週間を…
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