Drやすゆきの相談室
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
ヒトパピローマウイルス(HPV)とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)はヒトにのみ感染するウイルスで、100種類以上あることが知られていますが、女性の生殖器関連のHPVは約40種類が存在すると言われています。
さらにこれら女性生殖器関連のHPVのうち、子宮頸がんとの関連の程度によってハイリスクHPVとローリスクHPVに分類されています。ハイリスクHPVは子宮頸がんの原因ウイルスであり、13種類が知られています。
その中でHPV16型と18型はハイリスクHPVの代表的なものであり、これらは子宮頸がんの約70%から検出されます。
さらにハイリスクHPVは…
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40代女性の自然妊娠確率と妊娠を望む場合に心がけたいことについてお悩みの方から質問をいただきました。私が取材を受け監修した記事が、参考になるかと思います。マイナビウーマン子育てのHPに掲載されています。詳しくはこちらをご覧下さい。
女性の社会進出と晩婚化が進むにつれ、35歳以上のいわゆる「高齢出産」(高年出産)の割合も上昇してきました。しかし年齢を重ねてからの妊娠・出産がさまざまな困難とリスクを伴うことはご存知の方も多いと思います。今回、40代の女性に焦点を当て、自然妊娠の確率、妊娠・出産のリスク、妊娠を目指すうえでのポイントをまとめました。
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妊娠中は、なにごとも「過ぎ」は禁物。
妊娠中全期間において言えることですが、~し過ぎとならないような生活を心がけましょう。
特に問題がなければ、妊娠中も妊娠前と同じように過ごしていいのですが、ちょっとだけ妊娠前とくらべてやり過ぎない様に気を付ければいいと思います。コーヒー飲んでもいいですかといった質問がときどきありますが、気分転換の1-2杯は問題ないわけで、1-2リットルなどと飲みすぎなければ良いのです。
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赤ちゃんは、30週ぐらいまではお母さんのお腹のなかで動く余裕があるため、
くるくる回り、骨盤位(さかご)となることがあります。
しかし、多くの赤ちゃんは、発育にともなって自然に頭が下(頭位)になるものです。
ですので、お母さんはあまりさかごについて神経質になる必要はないと思います。
寝る向きや生活も特に関係ありませんので、ふつうに過ごしましょう。
経産婦さんでは、妊娠10か月でも産道のたかいところに赤ちゃんがいて、さかごになったり、なおったりすることがあります。
30週以降の健診では、先生も助産師さんも赤ちゃんの向きを気にしてみていますの…
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化学流産とは?原因や症状は?妊娠超初期の時期に起きるの?質問をいただきました。
私が取材を受け監修した記事が、参考になるかと思います。こそだてハックのHPに掲載されています。詳しくはこちらをご覧下さい。
https://192abc.com/21392
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データからみる流産の確率やリスクって?質問をいただきました。私が取材を受け監修した記事が、参考になるかと思います。こそだてハックのHPに掲載されています。詳しくはこちらをご覧下さい。
お腹に宿った小さな命を守りたい、というのは、多くのママに共通する願いだと思います。一方で、妊婦さんの約15%が流産を経験するのも悲しい事実です。それでは、少しでも流産する可能性を抑える方法はあるのでしょうか?今回は、妊娠中または妊活中の女性向けに、流産を予防するために日常生活の中で注意したいことをご説明します。
https://192abc.com/13610
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妊娠検査薬の反応はいつから?検査時期と注意点ついてお悩みの方から質問をいただきました。私が取材を受け監修した記事が、参考になるかと思います。マイナビウーマン子育てのHPに掲載されています。詳しくはこちらをご覧下さい。
妊娠検査薬を正しく使うことで、妊娠の可能性が高いかどうかを調べることはできますが、あくまでも補助的に使われるものなので陽性が出たからといって妊娠が確定したとは言えません。そもそも妊娠検査薬はどのような時に使うものなのでしょうか?
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/1187…
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母親学級などでラマーズ法やソフロロジーの呼吸法をご存じの方も多いと思いますが、お産が近くなったら練習しようと思っている間にもしかしたら陣痛がくるかもしれません。
でも、大丈夫。
助産師さんが、お産の進行に合わせて息を長く吐けるようにリードしてくれます。
呼吸法は、リラックスすることでスムーズなお産ができるのが目的です。また、呼吸法に慣れておくことで、経験したことのない陣痛にパニックにならずにすむこともあります。呼吸法は、自分でもできてリスクもほとんどなくお産を楽にする方法でもあります。今からでも遅くありませんので、ぜひ練習しておきましょう。
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妊娠33~37週ころになると、妊婦健診で腟のまわりのGBS検査を行います。
GBSは、Group B streptococcusの略で、B群溶連菌といいます。約10%の妊婦さんがGBS陽性と診断されます。
生まれたばかりの赤ちゃんは抵抗力が低いため、GBSだけでなく、おとなの人がもっているほとんどのばい菌で肺炎や髄膜炎などをおこしてしまう可能性があります。
GBS陽性者のうち、赤ちゃんに感染するのは100人に1人未満の割合です。
大腸菌などのGBS以外の菌では、感染しても赤ちゃんに症状がでるのは生まれてから2~3日後であるのに対して、GBSでは生まれ…
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性感染症について。
英語では、Sexually Transmitted Infections(STI)といいます。以前は、STDと言っていましたが、DはDiseasesの略。何らかの症状が現れた時に使用する言葉で、クラミジアやHIVがそうであるように、症状がないままに感染を拡げてしまう可能性があることから最近ではSTIを使うことが多くなりました。STIからSTDへと進行していくことになります。主な性感染症は、クラミジアやヘルペス、コンジローマ、淋菌、梅毒、肝炎、トリコモナス、毛ジラミ、HIV/エイズなどです。
性器による性交だけでなく、オーラルセックスなどによっ…
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