Drやすゆきの相談室
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
会陰切開は、お産のときに赤ちゃんが出てくるのを助けるために腟の出口をはさみなどで切開して拡げる方法です。
会陰切開は、すべての妊婦さんに行われるわけでなく、必要と考えられる場合にのみ限定して行われます。
例えば、腟がやわらかくなる前に赤ちゃんが苦しがっていて、早くお産しないと赤ちゃんの状態が悪くなってしまう場合、また、赤ちゃんが大きかったり、頭の向きが悪かったりして、自然に腟が裂けてしまうと尿道や肛門・直腸などに裂傷が及んでしまうことが予測される場合などに行われます。
その判断は、赤ちゃんの頭が出てくる間際にならないと分からないことが多いため、必要時にはと…
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妊娠検査薬の反応はいつから?検査時期と注意点についてお悩みの方から質問をいただきました。私が取材を受け監修した記事が、参考になるかと思います。マイナビウーマン子育てのHPに掲載されています。詳しくはこちらをご覧下さい
妊娠検査薬を正しく使うことで、妊娠の可能性が高いかどうかを調べることはできますが、あくまでも補助的に使われるものなので陽性が出たからといって妊娠が確定したとは言えません。そもそも妊娠検査薬はどのような時に使うものなのでしょうか?分かりやすく説明します。
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/1187
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妊娠していても、ひとりで生きているわけではありませんので、お仕事やお付き合いもあることと思います。
妊娠中のトラブルの多くは、何か違和感はあったけど我慢していたら、なってしまったというものが多いです。でも、調子が悪いと思うときは、無理をせずに思い切って休みましょう。
仕事は、誰かがかわってくれても、いまの妊娠は誰もかわってくれません。
なにかトラブルが起きても責任はとってくれません。
おなかの赤ちゃんのためにも、体調優先の考え方で過ごしましょう。
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赤ちゃんのために最適な栄養である母乳。
お母さんがおっぱいを気持ちよくあげられるように、今日は乳房のケアについてお話しますね。
妊娠中期になったら、乳房マッサージを始めましょう。乳腺が刺激され母乳が出やすくなります。
手のひらを反対側の乳房の下に当て、斜め上に持ち上げるような動作を各10回、次に円を描くように乳房全体のマッサージを各10回程度おこないます。
これは乳房の妊娠線予防にもなります。あくまでも目安ですので、無理のない範囲でリラックスしておこなってくださいね。
ただし、乳首の刺激で子宮収縮が起こることがありますので、切迫早産と言われてい…
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産婦人科関連と違いますが、ここはこんな状況なので、
友人から、日本高血圧学会が作成した動画シリーズの紹介がありました。
ステイホームの一般の方向けに制作したということです。
パソコン画面をそのまま映して作ったような動画や、Windowsムービーメーカーを使って作られたような動画は古さを感じさせるものではありますが、伝われば良いのです。
学術的な話だと思って見ていると、アマビエの解説が出てきたり、なかなか楽しめます。
「日本高血圧学会がおくる あなたのための新型コロナウイルス対策」
https://www.youtube.c…
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ビデオメッセージ集 ~妊婦のみなさま、小さなお子さまがいらっしゃるみなさまへ~
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10996.html
妊婦のみなさま、小さなお子さまがいらっしゃるみなさまに向けて、各分野の専門家からのメッセージを掲載しました
厚労省より…
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妊娠中に皮膚がかゆくなることは「妊娠性皮膚掻痒(そうよう)症」といって、めずらしいことではありません。他に発疹(ブツブツや赤み)が出現する「妊娠性痒疹(ようしん)」「妊娠性疱疹(ほうしん)」などの疾患もあります。
とくに発疹もなく、つよいかゆみを伴う妊娠性皮膚掻痒症の場合、皮膚の乾燥がおもな原因ですので、まずは保湿をこころがけたスキンケアが大切です。お風呂でからだを洗う時は必要以上にゴシゴシこすらないようにし、保湿用の入浴剤やお風呂上がりのボディローションを使ってみましょう。かゆみのあまり掻き壊してしまうと悪化したり黒ずみが残ったりすることがありますので、ひどく掻かな…
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予定日までは3週間ありますが、今日から予定日を超えて2週間後までの5週間は、
どこで産まれても正期産です。
平均すると39週にお産になる人が最も多いのですが、今日、産まれてもおかしくはありません。
お産のための入院準備は大丈夫でしょうか?
経産婦さんは、上のお子さんの預け先などの手順は決めていますか?
突然の破水で始まるお産もありますので、事前の準備が大切です。
それぞれの病院でお産の準備の話やパンフレットなどがあると思いますので、
連絡先も含めて再確認しておきましょう。
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妊婦さんの新型コロナウイルス感染症について - 母性内科と妊娠と薬情報センターより -
妊婦さんの新型コロナウイルス感染症に関するFAQ
01: 妊娠中は感染しやすい、感染した際に重症化しやすいということはありますか?
妊娠中の感染報告例が少なく、まだわかっていません。
ただ、海外での報告例で、経過や重症度に関しては非妊婦と変わらなかったとされています。しかし、妊娠特有の免疫バランスや心肺機能の変化が影響する可能性がありますので、妊娠中は非妊娠時よりいっそうの感染防止に努める必要があると考えられます。
以下のサイトから抜粋です 参考にお願いします
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新型コロナウイルス感染拡大に関して、患者さまにおかれましては不安な日々をお過ごしのこととお察しいたします。
4月1日付で日本生殖医学会より、当面の不妊治療に対する声明が発表されました。
不妊治療にて妊娠が成立した場合、現時点では妊婦さんに対する有効な治療薬がないこと、母体から胎児への感染が不明なことなどから、不妊治療の延期を選択肢として患者様に提示することが推奨されております。当院の方針として、日本生殖医学会の声明を順守しながら、患者様の状況および気持ちを尊重し、個別に対応させていただきたいと思います。
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