Drやすゆきの相談室
浅川産婦人科の院長 Drやすゆきが、お産のお悩みについてお答えしていきます
若い男女がより健康になって輝き続けるために =広い意味での「プレコンセプションケア」が必要です
コンセプションとは妊娠を意味します。プレコンセプションケアとは、将来の妊娠に備えて、妊娠前から生活や健康に向き合う事をいいます。健康な妊娠・出産のためには、妊娠前からのケアが大切です。将来の妊娠にむけて是非カップルで考えてみて下さい! 日本産婦人科医会HPより(当院院長は日本産婦人科医会幹事です)
https://mcmc.jaog.or.jp/pregnants/content/43
医療法人皓慈会 浅川産婦人科
理事長・院長 浅川恭行
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高プロラクチン血症(無月経・乳汁分泌)
血液中のプロラクチン値が高値になった状態を高プロラクチン血症と呼び、高プロラクチン血症は女性では月経不順(無月経、稀発月経)や不妊の原因として重要です。
高プロラクチン血症の原因
【1】下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)
多くは、微小腺腫といって、下垂体の中にできるごく小さな腫瘍です。若い女性に多い病気です。プロラクチンの正常値はおおよそ15ng/mlですが、下垂体腫瘍によるものの場合は100~1000ほどにもなる場合があります。
【2】薬剤性高プロラクチン血症
何らかの薬の副作用によって、プロラクチン値が異常に高くなることが…
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アフターピル(緊急避妊薬)を服用した後に気を付けることはありますか?
アフターピル(緊急避妊薬)に効果があったかどうかは、服用後すぐにはわかりません。不正性器出血や妊娠初期の出血と月経と区別できない場合もありますから、もし出血があった場合などは、すぐにかかりつけの医師の指示を仰ぎ、再来院してくたさい。
アフターピル(緊急避妊薬)を服用したにも関わらず、無防備な性行為を続ければ、また妊娠してしまう可能性があります。もし、妊娠を避けたいという気持ちがあるのであれば、医師に相談のうえ、適切な避妊方法を実行してください。
医療法人皓慈会 浅川産婦人科
理事…
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ピルを内服していますが、最近、休薬期間に出血がありません。大丈夫でしょうか?
まずは妊娠の有無の確認が必要です。
ピルを内服している場合にも、月経のような出血が起きます。
個人差はありますが、一般的には休薬期間開始から2日前後で出血は起こります。
ピルの休薬によってホルモンが補われないため、子宮内膜が増幅を止めて剥がれ落ちることで出血を起こします。
この出血を消退出血と呼びますが、基本的に月経と同じものとして考えてください。
出血は月経と同じように5日前後続きますが、月経よりも出血量は少ないことが特徴です。
休薬期間中に消退出血が起きないということは少ない…
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妊娠中の糖代謝異常について
妊娠中に取り扱う糖代謝異常には、①妊娠糖尿病、②妊娠中の明らかな糖尿病、③糖尿病合併妊娠の3種類があります。
①は妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常の場合です。
②は妊娠中に初めて認識された非妊娠時の糖尿病の診断基準を満たすような場合です。具体的には空腹時の血糖値≧126mg/dL、HbA1c≧6.5%のいずれかを満たした場合に診断します。
③は妊娠前より糖尿病と診断されている場合です。
①や②の状態でないかを判断するために、妊娠初期と妊娠24週でスクリーニングを行います。妊娠初期は随時血糖値法という検査をし…
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クラミジア感染と妊娠について
クラミジア感染は日本の性感染症で最も患者の多い性感染症で女性の場合は感染していても症状が出ないこともあります。もしお母さんがクラミジア感染している場合、赤ちゃんが生まれてくるときにクラミジア感染してしまうことがあります(産道感染)。赤ちゃんのクラミジア感染は結膜炎や咽頭炎、肺炎などを引き起こします。また、お母さんのクラミジア感染により早産や前期破水の可能性が高くなります。
当院では妊娠20、27週頃にクラミジア検査を行います。陽性の場合には飲み薬(4錠を1回内服して終了)で治療し、2週間以上あけてから再検査し陰性となることを確認していま…
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ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~
平成9年度生まれ~平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日)の女性の中に、通常のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方がいらっしゃいます。
まだ接種を受けていない方に、あらためて、HPVワクチンの接種の機会を当院では公費で無償ご提供しています。
接種の対象となる方
次の2つを満たす方が、あらためて接種の機会をご提供する対象となります。
・平成9年度生まれ~…
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男の子の HPVワクチンについて
2020年12月25日から、日本で男子も4価ワクチンが接種できるようになりました。男性がHPVワクチンを接種することで中咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなどの悪性腫瘍や尖圭コンジローマの予防につながります。
残念ながら現在、わが国では男性に対するHPVワクチンの公費助成はなく、全額自己負担となります。
HPV感染は性感染症です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は性的接触により感染します。性感染症の一種といっても過言ではありません。HPVはごくありふれたウイルスで、性交渉の経験がある女性のうち50%~80%は、HPVに感染していると…
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子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染により発症し、近年20・30歳代の罹患者が増えています。日本全体では年間約1万5千人が子宮頸がんと診断されています。
HPVは子宮頸がんなどの原因となるHPV16、18型などと尖圭コンジローマ等の原因となるHPV6、11型などがあります。現在日本で承認されているHPVワクチンには、2価ワクチンと呼ばれる「サーバリックス®」、4価ワクチンと呼ばれる「ガーダシル®」、9価ワクチンと呼ばれる「シルガード9®」の3種類があります。
定期予防接種の対象となるのは、令和4年4月現在は2価ワクチンと4価ワクチンの二つです。いずれもH…
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おりものについて教えてもらえますか?
おりものとは、腟を通って外に流れる分泌物(液)のことを指し、思春期になると自覚するようになります。
健康な女性のおりものは、やや水様で白色を帯び、ヨーグルトのような匂いがする一方で、嫌な匂いがして、黄色っぽい、泡状や酒粕状、膿状などといったおりものが多く認められ、かゆみや痛みを伴ってくる場合は、病的であり、腟内に異常な細菌増殖がおこり腟炎を起こしている可能性があります。
異常なおりものの原因として最も多いのは感染症で、中でも腟に炎症の起きる細菌性腟症、カンジダ症、トリコモナス腟炎、子宮頸管の感染症であるクラミジア子宮頸管炎…
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